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2022年01月17日
[岡山シティミュージアム]「邑久大工の建築図面」開催のご案内
岡山シティミュージアムでは、1月15日(土)から2月23日(水)まで「邑久大工の建築図面」を開催しています。
昭和50年代以降、文化庁の唱導により各県で社寺建築の調査が進められる中、棟札銘の収集なども行われ、その中で、
「在方集住大工」の存在が、全国規模で明らかにされてきました。江戸時代に、城下(町方)と地方(在方)で二元的な支配が行われたことに由来しますが、純然たる農村の中に高度な技術をもった大工集団が集住して、各地へ出稼ぎをして、地域の重要な社寺の造営を担っていたことがわかってきています。
岡山県内では邑久大工が知られていますが、江戸時代後期から棟梁を務めた田淵家の資料(目録では約200点、実数は400点余と今回判明)が岡山シティミュージアムに収蔵されております。平成22年に旧所蔵者から寄贈(一部寄託)を受け、10年を経て、その一部(91点)を初めて展示公開しております。