日本建築学会中国支部岡山支所より、「建築家／美術史家 山名善之 講演会」のご案内です。

昭和の時代が終わって30年が経過し、来年は終戦から75年を迎えようとしている。施主・設計者・施工者・職人等の熱意や熟練された技術・デザインなどが込められた建築物には、その時代を反映するとともに、学術的・芸術的・文化的に価値の高いものが多くある。しかし、それらは人々の生活や経済活動と密接な関係があるが故に、機能性・経済性などの理由で大規模に改修されたり解体されたりする運命を常にはらんでいる。経済優先のグローバルな社会から、環境や文化・地域性などを大切にする時代になって久しい今、近現代建築の文化的価値について考え、社会に発信していくことが求められている。
今回は、ル・コルビュジエ研究の第一人者として知られており、国立西洋美術館が2016年に世界文化遺産に登録された際の立役者として著名であり、現在、一般社団法人DOCOMOMO Japanの副代表理事をされている山名善之氏に、近現代建築の保存と活用についてお話いただきます。

　日　時／2020年1月18日（土）14：00～16：00　受付13：30～
　場　所／岡山市オリエント美術館　地階　講堂　（岡山市北区天神町9-31）
　定　員／50名　先着順　入場無料
　　　　　　令和2年1月8日（水）までに下記案内申込書にて事前申込みをしてください。